源九郎稲荷神社のおじいちゃん宮司さんと少しずつ距離が縮まり・・(源九郎稲荷神社復興物語 第8話)

今回の登場人物
源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。
おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん:先代の宮司さん。ご高齢で吉野から通われていましたが、ガンでお亡くなりになりました。
美里
美里
美里:とよの親友。癌で余命3か月の命。とよの警察同僚のHくんとは高校の同級生

 

前回は、源九郎稲荷神社の前宮司さんである「おじいちゃん宮司さん」と源九郎トヨとの強烈な出会いの瞬間についてご紹介しました。

今回は、そのおじいちゃん宮司さんとトヨが 徐々に距離を縮め、仲良くなっていく様子をご紹介しますね。

前回の記事はこちら

源九郎稲荷神社のおじいちゃん宮司さんとの強烈な出会い

 

美里の病気の件で、とよの願い事をすぐに叶えてくだあった源九郎稲荷神社の神様に何かお礼ができないかと考えたとよは、あまりにも荒廃した神社の境内を見て、

源九郎とよ
源九郎とよ
せめてお掃除でも・・・

と思い立ち、落ち葉拾いを始めたのですが・・・・

 

そこへ、前職のおじいちゃん宮司さんが登場!!

 

落ち葉拾いをしているとよのことを、腐葉土を作るために落ち葉を盗んでいるのだと勘違いして、恫喝してきたのです。

 

とよは、びっくりして

源九郎とよ
源九郎とよ
掃除をしているだけです

と返事を返したのですが、それに対しておじいちゃん宮司さんは・・

おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
掃除してるんか~。この神社は、このさびれた感じがみなさんいいって言ってくれてるんや。

まあ掃除したかったら勝手にしたらいいけどなあ

 

と言ってきたのです。

源九郎とよ
源九郎とよ
・・・・何、その言い方・・・。

誰がさびれた神社がいいなんて言うんや!!

じいちゃん掃除するのめんどくさいだけなんと違うの!

・・・・とトヨは、あんまりな挨拶にムカムカきて心の中でつぶやきましたが、喧嘩をするためにこの神社に来ているのではないので、

源九郎とよ
源九郎とよ
そっちがそう出るなら、とことん綺麗にしてやろじゃないの!!

と思いました。

 

そして、宮司さんに向かって。

源九郎とよ
源九郎とよ
そうですか~、さびれた神社も素敵ですけど、綺麗な神社もいいという方も多いと思いますよ~。

宮司さんがいいというなら、これからも掃除させてもらいますね

おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
好きにしたらええ。

ただし、神殿の奥には入ったらあかんぞ!!

 

おじいちゃん宮司さんと源九郎とよとの根競べ

 

それから、しばらく宮司との根競べが始まりました。

 

そして・・・。

神殿の奥を除いては、ほぼ落ち葉もなくなり、雑草もなくなり、とてもきれいになった頃、宮司さんが私に近づいてきました。

 

おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
おなかすいたやろ。おうどんでも食べるか?

 

その顔はとても優しくて、最初にとよを恫喝したあの怖い宮司さんとは別人のようでした。

源九郎とよ
源九郎とよ
はい。いただきます。

 

そして、あの壊れかけの社務所に入れてもらい、宮司さんが作ってくださったきつねうどんをいただきました。

また、これがとてもおいしくて・・・。

そして、とよはこの時、おじいちゃん宮司さんに、

 

美里の病気のこと、

そして源九郎さんにお願いしたら美里が食べることができるようになったこと、

お礼にお掃除を始めたこと

 

等をお話しました。

 

おじいちゃん宮司さんは、

おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
そんな事情があったんか

と、とても真剣に聞いてくださいました。

 

本当は、とても優しい宮司さんでした。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
人は目に見えるところだけを見ていてはいけないんだ・・・

 

今から考えると・・・。

 

最初の怖い宮司さんを見て悪い人だと判断してしまい、掃除をやめてしまってたら・・。

きっと、この先に続く大きな縁を、とよは自分から断ち切ってしまっていたような気がします。

 

源九郎さんが、とよの根性を試したのでしょうか?

 

とよという人物が、どこまで自分が立てた誓いを守ることができる奴なのか?

ということを、見極めようとされたのでしょうか?

 

 

源九郎とよ
源九郎とよ
誓いを立てたからにはやり遂げる。

それが、たとえ小さなことであっても・・・。

その先に、必ず喜びは待っているはず。

人はそんな積み重ねで成長していくもの・・。

 

本当に今から考えると、とよはこの源九郎さんを通して、この先起こる様々な出来事により、大きく成長させてもらったなと思うのです。

 

さらに、思いもよらぬ展開で、異国に移り住んでスパを経営していくことになった時に・・・

源九郎稲荷神社の復興活動で経験したことが、活かされていると感じているのです。

 

次回、第9話はこちらから

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 


元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語