源九郎稲荷神社で観月会を開催(源九郎稲荷神社復興物語 第66話)

今回の登場人物
源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。
中川おじちゃん
中川おじちゃん
中川のおじちゃん:源九郎稲荷神社の管理人であり、語り部として有名です。復興活動のボス的存在。柔軟な思考を持ち、古いものを大切しながらも新しいものも取り入れるすばらしい感性の持ち主。
中川おばちゃん
中川おばちゃん
中川のおばちゃん:語り部氏の奥様。神社の境内で四季折々のお花を育てているお花の守人。陽気で優しくて、笑っているところしか見たことがない朗らかな人

 

前回は、大和郡山市で毎年行われる花火大会に、中川のおじちゃんや伊藤君、むっちゃん、ゆっこちゃんらの復興活動チームスタッフがお手伝いをしているというお話を紹介させていただきました。

特に中川のおじちゃんは、保護司さん、自治会長さん、地域推進委員等の活動をされており、ものすごく地域に貢献されています。

今回は、源九郎稲荷神社でスタッフだけで観月会を催した時のことを紹介したいと思います。

 

中秋の名月・・・

復興活動2年目の2011年は、源九郎稲荷神社では、身内だけでお月見会を開催しました。

 

お月見といえば団子ですが、当日参加予定の源九郎とよの警察の仕事の相棒Yくんが、「おはぎを食べたい」

と言ったものだから・・・・

 

源九郎とよは、がんばって前日の夜から小豆を煮てあんこを作り、朝からおはぎを握りました。

 

 

源九郎とよとしては、久々に作ったにしては、なかなかのできばえだったはずなのですが・・・

 

 

神社に持って行って源九郎さんにお供えしようとおはぎを取り出したところ・・・・・

 

朝、握ったときには、ちゃんとおはぎの形をしていたのに、まるで

小判みたいに形が変わってしまっていました。

 

その無残なおはぎの姿を見て、岐阜から参加してくださった信者さんが大笑い。

 

中川おばちゃん
中川おばちゃん
きっと暑いから熱のせいやで~。

お店で買ったおはぎも、時間を置いて食べようとしたら、こんな感じになるよ~

と中川のおばちゃんが慰めてくれますが・・・・

 

源九郎とよ
源九郎とよ
これじゃ、『ぼた餅』を通り越して『ぼて餅』じゃん(/_;)/~~

と源九郎とよは納得ができません。

 

そんな落胆しているとよを見て、中川のおばちゃんが、サランラップを使ってもう一度握りなおしてくれました。

あら不思議!!

おはぎの形を取り戻してくれました。

(形は不細工でも、お味の方はなかなかで、みなさんから大好評で安心しました。)

 

 

そして、おはぎを源九郎さんの神殿にお供えして・・・

お花も飾りました。

 

「すすき」「りんどう」「弁慶草:ピンクの花」

 

源義経といえば、弁慶でしょ(‐^▽^‐)

そういうこだわりを持つスタッフ一同ですが、なかなかいいでしょ~

 

そして、中川のおばちゃんと一緒に色々と料理を作り、すっかり準備は整いました。

(といっても、源九郎とよはほとんどアシスタントで、ほとんど中川のおばちゃんが作りました~)

 

 

午後6時の開始時間、

でも、時間になってもみんな来ない・・・・

源九郎とよ
源九郎とよ
あ~ん(´□`。)、お腹すいた~

 

源九郎とよは、お腹がすくと、とても機嫌が悪くなります。

 

30分待ちましたが、二人しか来ません。

 

岐阜から来てくださった信者さんは帰りの電車の時間がありますので、全員揃うのを待たずに先に初めることにしました。

 

 

途中で、おじちゃんが注文してくれたピザも来て、大満足!!

とてもおいしかったです。

 

 

半分位料理が無くなった頃に、全員集合しました。

 

 

その頃、空を見上げると

綺麗な満月が光り輝いていました。

 

参加してくださった、知足山玄明院岩岸住職が満月に向かってなんとほら貝ではなく竜笛(横笛)を吹いてくださいました。

 

なんともいえない幻想的なムードになり、最高の観月会となりました。

 

 

短い時間ではありましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。

スタッフの他に、この日来ていただいた信者さん達は、いつもいつもいろんな形で神社のサポートをしてくださる人達です。

本当にありがたいです。

 

岐阜の信者さんから頂いた栗きんとんは、めちゃくちゃ美味でした~。

 

大阪から来ていただいた信者さんは、手作りのシフォンケーキを焼いてきてくださいました。

口の中でとろけそうで、とてもおいしかったです。

 

そして、九州からは、年に数回来てくださる風花さんが、めちゃくちゃ高い焼酎を送ってくださいました。

大阪から来られた信者さんがすごく気に入って飲まれていました。

 

奈良ミステリーハンターの鈴木さんは、東京に出張に行かれているため、来ていただけなかったのがとても残念です。

チビちゃん達とも会えなくて、少し残念でした。

 

さてもうすぐ、次のイベントである「奈良と花とアートの祭典;はならーと」が始まります。

とても忙しくなりますし、源九郎稲荷神社も、また賑やかになります。

 

この日は、それまでの間の ささやかで、楽しいひとときでした。

 

物語の続き第67話はこちら

 

復興活動物語の目次はこちら

 

 

 

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクスパ経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

 

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。

 

とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。

 

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

 

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 


 

元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語