むた接骨院で意外な方と出会いました
お正月休みも終わり、仕事が始まった途端忙しくて体中が筋肉痛になった源九郎とよは、その年も、神社の近くにあるむた接骨院にお世話になりに行きました。
ベットで施術を受けていると・・・
源九郎とよの頭の方から、とても元気な女性の声が聞こえてきました。
その方は、
と、院長が痛みの状況を聞くと
と、まず、何度も、何度も、とても丁寧にお礼を述べ、感謝の気持ちを伝えていました。
こんなに感謝の言葉を重ねられたら、先生達もやりがいがあるだろうな。
私も、見習わないといけないな~
そう思いながら、ベットから起き上がったトヨは、その方がどんな方なのかとても興味を持って見ていました。
そして、その方が、ベットでの施術が終わって起き上がったとき、
と思いました。
その方は、源九郎とよが大和郡山に来て一番最初に出会った、尊敬すべき女性でした。
そうです。
郡山八幡宮の宮司さんの奥様でした。
この方には、亡くなった私の親友の美里のことで、本当に色々と支えていただきました。
私の大好きな方です。
と、思いましたが、まず、まさか、この接骨院でこの方と出会うなど思いもしていなかったからだと思います。
源九郎とよにとって、むた接骨院で、宮司さんの奥様と出くわしたということは、とても意味のあることなのです。
なぜなら、むた院長先生にも、美里のことではずいぶん力になっていただいたからです。
源九郎とよは、大和郡山に来て、まずこのお二人と出会い、そして、このお二人からは多くのことを教えられ、励ましていただきました。
って思いました。
亡くなった親友美里からのお便りを発見
お二人の姿を見ながら、トヨは亡くなった美里のことを考えていました。
美里が亡くなって、この年の夏で3年になります。
美里の死は、とても辛いことだったけれど、このお二人と出会えたこと、源九郎稲荷神社と出会えたこと、中川さんご夫婦や伊藤君、洞泉寺町の方々、K-poolのみんなと出会えたことを神様にとても感謝しました。
そして、その日、トヨは自宅でとてもすごい物を見つけました
探しものをしていたトヨは、引き出しの中から、1通のはがきを見つけたのです。
そんなはがきをもらっていたことすら、完全に忘れていました。
そうです。それは美里からのお便りでした。
トヨは、美里が亡くなったとき、まったく泣くことができませんでした。
でも、この便りを読んで、とめどなく涙が流れました。
がんばっていた美里の姿が蘇ってきました。
美里が生きた軌跡が、この便りには残されていました。
昼間に、宮司さんの奥さんと、むた先生といった、美里のことで私を支えてくださったお二人と同じ時を過ごせたのは、美里のちょっとした計らいかなと思いました。
美里が、
と言っているような気がしました。
の地で、地域に密着してがんばっておられるお二人との出会いを、これから先も、私は大切していこうと思いました。
そして、今年はこの地で、どんな新しい出会いがあるのかと考えるとわくわくしてきます。
きっと、すばらしい出会いが待っていると思います
さらに、今まで出会った方々との絆も益々深まることだと思っております。
2012年が、すばらしい年になりますように。
物語の続き第74話はこちら
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源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」
それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。
なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。
でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。
元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語