草刈りで綺麗になるはずが? 予想外の展開「源九郎稲荷神社の神殿周り」にあったものは!?(源九郎稲荷神社復興物語 第32話)

今回の登場人物
源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。
中川おじちゃん
中川おじちゃん
語り部「中川のおじちゃん」:源九郎とよと一緒に神社の復興活動をスタートさせることとなる神社の総代さん。今では神社の「語り部氏」として、雑誌やテレビなどにも取り上げられる神社の顔。陽気で優しくてダンディーな人で、とよが第二の父と仰ぐ存在。
中川おばちゃん
中川おばちゃん
中川のおばちゃん:語り部氏の奥様。神社の境内で四季折々のお花を育てているお花の守人。陽気で優しくて、笑っているところしか見たことがない朗らかな人
藤本さん
藤本さん
藤本さん:源九郎とよが勤務する斑鳩町で地域役員をされている元役場職員さん。とよが源九郎稲荷神社の話をしたところ境内の草刈りを引き受けてくださった心強い協力者
おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
前おじいちゃん宮司さん:現在の宮司さんの前のおじいちゃん宮司さん。病気で亡くなられる。とても良い宮司さんだったが、生存中にどのように神社の管理をされたいたのが不明だったため、復興活動に際して色々とトラブルが起こる。




源九郎とよの斑鳩町の仲間が草刈りに駆けつけてくれました

 

語り部の中川さんご夫婦と3人で、始めた源九郎稲荷神社のお掃除ですが、秋も深まってくる頃には、境内に埋もれていた落ち葉は、ほとんど取り払うことができました・・。

 

でも、源九郎とよには未知の領域がありました。

 

そうです、亡くなったおじいちゃん宮司さんから

おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
絶対に入るなよ

と言われていた神殿の周囲です。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
入るなよと言われても、まず、こんな足の踏み場もないエリアに入れないじゃん!!

 

と言いたくなるくらい、神殿の周りは草木が生い茂り、ジャングル状態となっていました。

 

とても今までのような手作業では無理な状態でした。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
これ・・・草刈り機でごそっと行くしかないなぁ・・・

・・・と、とよは途方に暮れていました・・。

 

 

当時のとよの職場は、日本で始めて世界文化遺産に登録された法隆寺のある斑鳩町です。

とても田舎でしょ(-^□^-)

 

・・・で、勤務中に、斑鳩町の地域役員をしている藤本さんに

源九郎とよ
源九郎とよ
どこかで草刈機を貸してくれるところ知りませんか?

と尋ねました。

 

藤本さん
藤本さん
何に使うの?

 

と聞かれ、藤本さんに、源九郎稲荷神社のことをお話しました。

 

すると・・・・

藤本さん
藤本さん
俺、草刈機持っているから、草刈りに行ってあげるよ

 

と言ってくださったのです。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
やった~!!

本当に、この時はやった!と思いました。

 

藤本さんは、元々斑鳩町役場の職員で№2のポストまで行かれた方でした。

なのに、腰が低く、きさくで、そしてとても頭の柔らかい方でした。

 

とよは、当時斑鳩町の法隆寺駅前交番で交番所長をしいた関係で、地域のために活動をしてくださっている方々と、一緒に数々の防犯活動をしていたのですが、藤本さんは、その中でも中心となる「斑鳩町地域推進委員会」という会の副会長をされておりました。

 

まだ、引退されたばかりだったので、若々しく、そして非常に頭の涼しい方だったので、とよはいつも、いろんなことを藤本さんに相談しておりました。

なので、この草刈りのことを相談した以降は、源九郎稲荷神社のことも、この藤本さんに頻繁に相談するようになりました。

 

そんな藤本さんだったので、あれほどおじいちゃん宮司さんが一般の人を入れたがらなかった神域に入ってもらうことを、すんなりと頼めてしまいました。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
公私混同かも??

と、この時は少し胸が痛みましたが、ここはどうしても藤本さんの力が必要だと感じておりました。

 

それほど、自分の手ではどうにもできないくらい、神殿周りはひどい有様だったからです。

そして、藤本さんは、数日後には神社に来てくださり、神殿の周りの草をきれいに刈り取ってくださったのです。

 

・・そして、藤本さんが草刈が終わった後に発した言葉に、とよはおどろきました。

 

藤本さん
藤本さん
怖かった~

と、藤本さんは、本当に命拾いしたみたいに、凄い顔をしておっしゃられたのです。

 

草木が生い茂っていたため、何があるかわからない中を手探りで草刈りをしてくださったので、すごく神経を使われたそうです。

 

故おじいちゃん宮司さんが、絶対に人を入れなかったということを、お伝えしたいので、

 

藤本さん
藤本さん
もしや何かとんでもないものが出てくるのではないだろうか?

と不安で仕方なかったそうです。

 

幸い、変なものは何も出て来ず、神殿の周りは、何年ぶりかに地面が見える状態になったのです。




草刈りで綺麗になるはずだったのに‥‥予想外の展開でした!!

 

けれど・・・

草木がなくなったことで新たに判ったことは・・・。

 

神殿の周りには、何箇所かに神社の木の枝が高く積み上げられており、大きな石もごろごとと積み上げられていたのです。

 

さらに、何かが数枚のトタン板で隠されておりました。

とよは、

源九郎とよ
源九郎とよ
あのトタン板は、いつか取り除いて、下にあるものを確認しないといけないな

と思いましたが、藤本さんと同じく、それをするのが「怖い」と思いました。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
一番最後にしよう・・・

この時、そんなふうに思ったほど、そのトタン板付近は、怪しさがいっぱいであり、故おじいちゃん宮司さんの秘密が隠されているような気がしたのです。

 

しかしこの時、とよも藤本さんも、そして中川さんご夫婦も感じたことは同じであり、

源九郎とよ
源九郎とよ
どうなってるの、この神社・・・

ゴミ捨て場と化している・・

 

と・・・とても先行きが不安になりました。

 

神社というより、ゴミ捨て場だった・・・という方が近い表現になるほど、この神殿周りには、置き場のないものを集めたという感じで、木や石等が散乱していたのです。

まだまだ道のりは遥かに遠いことを、この時私は実感しました。

 

この下の図が、草刈をしてもらった後の様子を簡単に書いてみた図になります。

神殿の周りには、高く積み上げられた枝木やごろごろと転がった意味不明の石、トタン板で隠された(オレンジの部分)謎のエリアがいくつか存在したのです。

 

特に・・・図の灰色の部分には、河原などにある直径50センチ以上の石がごろごろと転がっていたのです。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
どこからこんな重たい石を運んできたんだろう? 前の宮司さん吉野の人だから吉野川の河川敷からだろうか?

 

石は、直径50㎝以上の大きさのものばかりであり、神殿周りだけでなく、境内にもいくつか無造作に置かれていました。

 

 

中川のおじちゃんの話では、

中川おじちゃん
中川おじちゃん
この石は、亡くなった宮司さんが、自分で吉野川の河川敷からわざわざトラックで運んで持って来はったんや。

ということでした。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
何のために?

中川のおじちゃんも、

中川おじちゃん
中川おじちゃん
何のために使いますのや?・・・

と、とても不思議に思い尋ねたそうですが、故宮司さんは

おじいちゃん宮司さん
おじいちゃん宮司さん
必要なときが来るから、とりあえずここに置いておく

と言われたそうなので、それ以上は追及しなかったそうです。

 

さらに、故宮司さんは、杉の木を何本か境内に植えたそうですが、それも、中川さんのおじちゃんにしたら、

中川おじちゃん
中川おじちゃん
こんな都会の神社の狭い境内に杉の木なんて植えて、どうする気なんだろう?

と思ったそうです。

 

その杉の木は、無造作に植えられていたので、とても邪魔になり、数年後に歌舞伎俳優の中村勘九郎さんに「桜」と「梅」を植樹してもらう際に、可哀想だけれど伐採することになりました。

 

そんな状態でありましたので・・・・

とりあえず、

源九郎とよ
源九郎とよ
石は重くて今はどけることができないとしても、とにかく枝木を取り除かないと神殿の周りは綺麗にできないよね

ということで、神殿周りにある枝木を、倉庫の横にすべて移動させるという作業に取りかかったのです。

下の図の黒い楕円形枠の部分へと、集めた枝木を運びました。

 

 

・・・これが、とてつもなく大変な作業でした。

 

一応、いくら警察官をしていて体力も力も普通の女性よりもあったからと言っても・・・・源九郎とよも一応女性なので、この枝木の重さにには苦戦を強いられました。

 

中には幹が30センチ位の物もあり、1本を抱きかかえて移動させるのが精一杯なものもありました。

そのため、作業は難航して、すべてを移動させるのに3日位かかりました。

 

倉庫の横にはとよの背丈ほどの高さまで枝木が積み上げられました。

そして、この枝に関しては、この後に小さく切って倉庫に保管し、お正月のとんど用に使用する予定でした。

 

ところが・・・・

ここで、おもわぬクレームが入るのです。

 




 

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 

元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語