大和郡山八幡宮/宮司の奥様に励まされ・・・(源九郎稲荷神社復興物語 第4話)

今回の登場人物
源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。
郡山八幡宮宮司奥様
郡山八幡宮宮司奥様
大和郡山八幡宮の宮司の奥様:とよが大和郡山に移転して神棚を設置した際、氏神さまとしてお祀りした大和郡山八幡宮の宮司の奥様。何かととよの相談に乗ってくれる

 

不思議な神社の夢を見てから、大和郡山市に引っ越して住むことになった源九郎とよですが、氏神様の大和郡山八幡宮の神様の神棚を設置してもらっているときに・・

親友美里の共通の知人であるHくんから「癌で闘病中の親友美里の余命」を聞かされました。

 

前回の記事はこちらから☟

 

 

大和郡山八幡宮宮司の奥さんとの出会い

 

美里の病気と余命を聞かされた源九郎とよは、郡山八幡宮の社殿の前にいつまでも立ち尽くしていました。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
私は、いったい彼女のために何ができるのだろう・・・。

 

考えても考えても、悲しみに支配された源九郎とよの心は、出口を全く見つけられないでいました。

そんな源九郎とよに道しるべをくださったのが、宮司さんの奥さんでした。

 

宮司さんの奥さんは、60歳代のとてもきれいな方で、その優しい眼差しには、神に仕えてきた者だけが持つ、凛とした魂が宿っていることが一目見ればわかる方でした。

 

源九郎とよは、昨日親友が癌のため余命3ヶ月だと聞かされた話を奥さんにしました。

源九郎とよ
源九郎とよ
私は、彼女を死なせたくありません。

私にとっては大切な大切な親友なんです。

彼女がいなくなることなど考えられません。

奇跡を起すことはできないでしょうか?

私にできることは何かあるでしょうか?

 

源九郎とよは、次から次へと奥さんに質問を浴びせかけました・・・。

 

そんな源九郎とよに、奥さんはとても親身に、そして優しく応えてくれました。

郡山八幡宮宮司奥様
郡山八幡宮宮司奥様
とても悲しく辛いことですね。

でも、あなたの彼女を思う気持ちは必ず神様に通じますよ。

悲しんでいないで、彼女のために何をしてあげれるのかを考えましょう。

あなたが、彼女にしてあげれることは、きっとたくさんありますよ。

 

そして、その思いを神様にお願いするだけでなく、神様の前で誓うのです。

あなたの強い誓いが、必ず奇跡を起こしますよ。

必ず神様は、あなたの思いをお聞きくださいますよ。

誓う?

お願いするのではなくて、神様に誓う?

源九郎とよ
源九郎とよ

 

すごく力が湧いてくる言葉でした。

 

源九郎とよ
源九郎とよ
・・・辛いのは、苦しいのは、私ではなく美里なんだ・・・。

私が悲しんでいても何も解決しない・・。

絶対に美里は死なせない!!

 

源九郎とよは、八幡さんの前でそう誓っていました。

 

とよが美里のためにできることとは?

 

源九郎とよは、彼女のためにできることを考え始めていました・・・。

 

源九郎とよと神様との出会いは、あの不思議な夢でした。

でも、どうやら私が神様に出会ったのは、神に信仰を捧げるためだけではないような気がします。

 

神様に誓う

この言葉の意味することは?

 

この頃の源九郎とよには、これから先、深く深く神様に関わって行くことなど、想像もしていませんでした。

源九郎とよ
源九郎とよ
神様に関わるということ・・・

それは、神様に誓うこと

 

今は、その言葉の意味がとてもよくわかります。

神様に誓った人間は、神様からたくさんの試練を与えられるかもしれません。

 

でも、その試練を乗り越えないと、神様への誓いを成就させることはできないのだと思います。

 

まだまだ、源九郎とよは様々な修行を積んでいる最中です。

 

源九郎とよは現在、源九郎稲荷神社のみんなと離れ、タイでひとり理学療法の治療院を経営しながら働いています。

異国で働くということは、言葉・文化が違うだけに今まで味わったことがない質の苦労がたくさんあります。

 

けれど・・・・

源九郎とよが、それほど辛いと感じることも無く、どちらかというと楽しく毎日を送れているのは、常に神様の存在を身近に感じているからだと思います。

源九郎とよ
源九郎とよ
神様はいつも、優しく、そして時には厳しく・・・見守ってくださっている。

 

遠く離れてても、常に源九郎さんや郡山八幡さんの神様の温もりを感じています。

 

そんな風に神様を身近に感じることができるようになったのは、源九郎稲荷神社の復興に携わったお陰です。

神様が源九郎とよを成長させてくれたのだと思います。

 

そしてこの後・・・・その源九郎稲荷神社へと導いてくれたのが、この大和郡山八幡宮の宮司の奥様だったことは・・・

今でも、とても不思議でならない縁なのです。

 

 

次回の記事(第5話)はこちらから☟

 

復興活動物語の目次はこちら

 

漫画で見る源九郎稲荷神社復興への道はこちら

 

 

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクスパ経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

 

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。

 

とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官コンビがバンコクでスパ経営物語」です。

 

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

 

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 


 

元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語