前回は、親友である美里の余命を聞かされたとよが、氏神様である大和郡山八幡宮で呆然と立ち尽くしていたところ、宮司の奥様に声をかけてくだいました。
とよは、美里の病気のことを宮司の奥様に話ました。
宮司の奥様は、
というアドバスをくださいました。
その言葉に励まされて、とよは、美里のために何ができるかを精一杯考えようと思いました。
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美里のお見舞い
とよは、美里が再入院した病院に行くことにしました。
とよを迎え入れた美里は、いつもと変わらない笑顔であり、とても病人には見えませんでした
美里はいつもニコニコ笑っています
どんなに大変なときも・・
そして、いつも私のことを必ず気遣ってくれます
なんか、癌が転移しちゃったみたい
ごめんね~心配かけちゃって・・
この前、手術して、癌は全部取ってもらったからもう大丈夫やで~
仕事大変やろ?普通の仕事じゃないんだから、体には気をつけるんだよ!
そんなふうに、美里から声を掛けれた時、美里はベットに横たわって点滴を受けていました
「彼女はまだ自分の余命を知らない・・・」
H君の言葉が、との頭の中をグルグル駆け巡りました
美里を目の前にして、ヘラヘラ笑うしかできないとよ・・・・
自分の薄っぺらさを、この時ほど後悔したときはありませんでした
美里が、少し笑顔を崩して話だしました。
1ヶ月位点滴で栄養補うんだって・・。
今まで、おいしいもの食べ過ぎたからバチが当たったのかな(笑)」
じゃあ食事って、宇宙飛行士のチューブ食みたいなもん?
訳のわからないことしか言えないとよでした。
・・・・なんで私は、こんなに直球しか投げれないんだろう・・・・
どんなに考えても、何も言葉が浮かんできませんでした。
あんた忙しいんだから、無理してこなくていいからね!!
すぐに退院するから
こんなときしか優しくしてあげないんだから、何でも言っときなよ!!
してしまうかも・・。
とにかく、美里は食べること命でしょ!!
なんとか1日でも早く食べれるように、神様にお願いしてくるからね!!
そして、この日から、今までのように夢の神社探しではなくて、
八百万の神様に美里のことをお願いする
という違う目的で神社巡りをする、とよの巡礼が始まったのです・・・。
そして、大和郡山八幡さんには、翌日から毎日通いました。
そして、神前で「誓い」を立てる、私の祈りが始まったのです・・・。
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源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクスパ経営奮闘記」
それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。
なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。
でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。
元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語