はじめまして。
源九郎稲荷神社復興活動記録のブログを作成している「源九郎とよ(ペンネーム)」こと土井美苗と申します。
復興活動のボランティアをしている時、私は警察官をしておりましたので名前を伏せてペンネームである「台与:とよ」で活動しておりました。そのため、スタッフ関係者からは「とよさん」と呼ばれております。
これから始まる奮闘記は、「神社の復興活動」にがんばっておられる方々の少しでも励みになれればいいと思い、私こと当サイトの管理者とよが仲間達と経験した「源九郎稲荷神社の復興活動の記録」を綴っております。
2020年・・・
荒廃した神社を復興させるために頑張っている女性から、現在タイで働いているとよに突然にメールが届きました。
彼女は「人々から怖いと思われているお稲荷さんの誤解を解くたためにブログを立ち上げたばかりなんです」ということでした。(今では超人気ブログになっておりますが)
彼女から連絡をいただいたことで、現在、彼女のように神社のために活動されている人がとても増えて来ていることを知りました。
彼女の他にも、とよのブログを読んで、今でもいろんな方がご連絡をくださるのですが、とよのブログを読んだことがきっかけで地元の神社に携わるようになったという方もいて、とてもうれしく思っております。
そんなことから、「何らかの形で神社の活動をされている方の力になれないだろうか?」と思い、もう一度復興記録をきちんと整理して書き直してみようと思うようになりました。
すでに、源九郎稲荷神社の復興活動記録については、2011年からアメブロにおいて「源九郎稲荷神社奮闘記」でシリーズ連載させてもらい、そのブログを通じて多くの方から協力をいただきました。
今でも、「また全編読み返してみました。」とか連絡をくださる方もいて、「やはりみんなで力を合わせてがんばってきたことを、きちんとした形で記録として残したい」という思いが強くなりました。
今は、毎日たくさんの方が神社に参拝してくださり、この神社が廃墟同然だったことを知るのは村の人達とひとにぎりの人達だけです。
けれど本当は、
源九郎稲荷神社が一時は見捨てられた神社であったこと ・・・
神様や神社が一時はこんなひどい目にあっていたんだということを知ってほしい・・・。
でも、
人の力と神仏の力が習合すれば、復興は成し遂げられるということ・・・・・
を多くの方に知ってほしい。
そして、私達の活動の記録を見た方に、「自分の周りにも忘れ去られてひどい状態になっている神社はないか?」と見渡してほしい・・・
そんな思いから、今回、源九郎稲荷神社復興記録のホームページとして1つの形にまとめることにしました。
この復興活動記録が、現在・・・そしてこれから、自分の地元の神社のために何かをやろうとしている方の励みになればいいと思っております。
この奮闘記の主人公は、一番最初に神社の復興活動を始めた3人
① このサイトの管理者であり荒廃した神社の掃除をひとりで始めたブログ主の土井美苗(通称源九郎とよ)
② 神社の総代さんでとよが最も尊敬している神社の語り部中川のおじちゃん
③ 中川のおじちゃんの奥様であり、神社の花を育てておられる 大~い好きな中川のおばちゃん
です。
そして、さらに・・・復興活動が進むにつれて、たくさんの素晴らしい人達が登場してきます。
現在、源九郎とよは当時働いていた奈良県警の警察官を辞め、バンコクで理学療法の治療院を開業して神社復興の資金集めのために様々なチャレンジをしております。
なので、源九郎稲荷神社は語り部の中川さんご夫婦が管理運営してくださっており、さらに、復興当時には不在であった宮司さんも新しく迎えることができ、とても素晴らしい姿の神社へ様変わりしております。
現在の源九郎稲荷神社をご参拝いただければ、この神社がいかに素敵な神社であり、多くの人々の復興への思いがたくさん詰まった神社であるかを実感していただけると思います。
神社の美しさ清らかさを感じながら、この復興への道のりの記録を読んでいただけたらありがたく思います。
それでは、源九郎稲荷神社復興への奮闘記の始まりです。
奈良県大和郡山市洞泉寺町に 源九郎稲荷神社 があります。
歌舞伎の演目である 義経千本桜 の主人公「源九郎狐」ゆかりの神社です。 このブログの舞台は、源九郎稲荷神社になります。
復興活動の始まりは、2010年の夏のことでした。
当時の源九郎稲荷神社は2009年に宮司さんが亡くなられ、それ以降、後を継ぐ宮司さんもおらず、管理する人もいない状態で、荒れ放題になっていました。
境内には草が生い茂り、神殿は落ち葉に埋もれてしまい、地面がどうなっているのかさえわからない状態でした。 それはそれは悲惨な状態だったんですよ〰 今からは想像もできないですね。
とにかく神社の印象は 暗い、怖い、魔物が棲んでいそう、お参りしたら何かに憑りつかれそう といった感じでした。 しかも、誰一人としてお参りにこない・・・ 人間からは忘れ去られた、とても寂しい・・、そしてとても悲しい神社だったんです。
けれど、この神社の神様はとんでもない力の持ち主です。
とても格式の高い、そして優しくて、人間が大好きな神様なのです。 源九郎稲荷神社の御祭神は 源九郎稲荷大明神様 と言います。
伏見のお稲荷様とは違って、吉野山から来られた神様になります。
詳しくはこちらの由緒でご紹介しております。
源九郎稲荷大明神様は、当時大和の中心地であった大和郡山城主大納言豊臣秀長さんの護神として大切にされ、大和郡山の鎮守として人々から崇敬されていた凄い神様になり、その神様をお祀りする源九郎稲荷神社は、当時は日本三大稲荷とまで言われた格式の高い、凄い神社なのです。
その神社がどうして廃墟同然のような形になってしまったのか・・・ そのあたりの謎についても、この物語では明らかにしていきます。
源九郎稲荷神社復興活動記録第一話はこちら↓
源九郎稲荷神社復興物語の目次はこちらから
源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクスパ経営奮闘記」
それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官コンビがバンコクでスパ経営物語」です。
なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。
でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。
元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語