第2回夕涼み会~妖艶なベリーダンスの奉納~源九郎稲荷神社復興活物語87話)

今回の登場人物
源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。
中川おじちゃん
中川おじちゃん
中川のおじちゃん:源九郎稲荷神社の管理人であり、語り部として有名です。復興活動のボス的存在。柔軟な思考を持ち、古いものを大切しながらも新しいものも取り入れるすばらしい感性の持ち主。
中川おばちゃん
中川おばちゃん
中川のおばちゃん:語り部氏の奥様。神社の境内で四季折々のお花を育てているお花の守人。陽気で優しくて、笑っているところしか見たことがない朗らかな人
伊藤君
伊藤君
伊藤君:夕涼み会のリーダー。企画段階から中心となって夕涼み会を作り上げた人物。若手スタッフからは絶大な信頼を得ている頼もしい存在
KAYOちゃん
KAYOちゃん
ベリーダンサーズブデ先生:源九郎トヨの親友であるKちゃんの別の姿です。ベリーダンスの世界大会で3位になったことがある実力者。プロのベリーダンサーでもあります。

 

第2回夕涼み会の2日目は

プロのベリーダンサー「ズブデ」先生が率いる、ベリーダンス教室の生徒さん達によるダンスの奉納がありました。

 

ベリーダンスは神に捧げる世界最古の舞踊

 

夕涼み会の1日目に奉納された雅楽は、日本古来から継承されてきた「日本の文化」です。

 

そして、ベリーダンスは

「アラブ地方で神に捧げる踊りとして踊られた、世界最古の舞踊」

と言われています。

 

出演は、源九郎トヨが習うベリーダンス教室のズブデ先生と生徒のみなさんです。

源九郎稲荷神社の朱色に、ベリーダンスのきらびやかな衣装がマッチして、とても幻想的でした。

100人を超える人が集まってくださり、源九郎稲荷神社は、かつてないほどの賑いでした。

 

 

 

 

ベリーダンサーズブデ先生のアラブの舞

 

さらに、第2部では特別ゲストとして、

西日本一のパーカッション奏者である永田 充さん

日本一といわれるウード演奏家の常味祐司さん

のお二人のすばらしいアラブの演奏がありました。

 

 

永田充さんは、

ドラム・パーカッション奏者で、「世界の様々な伝統の太鼓に親しみ、BATI-HOLIC メンバーとして国内外での公演に参加されています。

また、アラブの打楽器”ダラブッカ”の奏法に精通し、FUJI ROCK FESTIVAL’07 にてパフォオーマンスを行うなど、関西の第一人者として知られています。

 

常味裕司さんは、

日本のみならず、東アジア地域におけるウード演奏家のパイオニア、第一人者と称される方です。

スーダンのウード演奏家のハムザ・エル=ディン(2006年没)、アラブ世界を代表するチェニジア のウード演奏家のアリ・スリティ(チュニス国立音楽院ウード科教授・2007年没)の巨匠たちから学び、国内では日本人ウード奏者の輩出にも寄与されています。

また、宇崎竜童 と活動を共にするなど、各ジャンルへ影響を与え続けておられます。

全国各地での演奏活動のほか、都内の各国大使館での演奏も数多く、NHKの新・シルクロードではアラブ音楽の監修を行なっておられる演奏家です。

 

そして、お二人の演奏で、ズブデ先生が舞います。

 

ズブデとはアラブ語で「白いバター」という意味だそうです。

彼女は、ベリーダンスの世界大会で第3位になった実力者でありますが、本業は別にあるため、プロのベリーダンサーとして活躍するのは年に数回だけです。

現在プロとして活躍されているベリーダンサーも何人か教えておられます。

 

このズブデ先生・・・・

実は、この復興物語に何度も登場しております。

 

この復興記録をずっと読んでくださっている人は、ズブデ先生の写真を見て「ひょっとしたら?」と思われた方も多いのではないかと思います。

 

そうです、不思議な能力を持つKちゃんこそが、ズブデ先生なのです。

 

この除は透き通る白い肌の肉感的な体に、日本人離れしたお人形のような顔がとても魅力的です。

彼女は以前、大和郡山市矢田ずっとにある東明寺という古刹でもベリーダンスを奉納しています。

 

第1回のベリーダンス世界大会では、なんと3位に輝いた実力者であり、彼女にあこがれプロのベリーダンサーを目指した人も多いと言われています。

けれど、彼女自身は時々、プロとしてアラブレストランなどで行われるイベントに招待されて舞うことはありますが、ベリーダンサーを職業としておらず、普段はホテルを経営する女性実業家なのです。

 

ベリーダンスは、大好きな趣味としてやっていて、この頃は大阪市と奈良県でベリーダンス教室を3つ開催しておりました。

踊りの実力は、本当トップレベルであり、音の捉え方や曲の解釈が素晴らしく、魂で踊ることができる数少ないダンサーだと言われています。

なにせ、彼女はアラブ語も堪能だし、彼女が使えた先生は生粋のヨルダン人師匠なので、本場アラブの本格的なダンスを踊ります。

 

この日、源九郎稲荷神社の駒狐さんは、「ずっと笑っていた」と評判になりましたが、神様も、眷属の狐さんも、前日の雅楽同様、大満足だったのだと思います。

 

本当にとてもとてもすてきな奉納ダンスでした。

 

物語の続き第88話はこちら

 

復興活動物語の目次はこちら

 




 

 

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 


元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語