夕涼み会2回目のイベントはベリーダンスと雅楽の奉納!!(源九郎稲荷神社復興活物語85話)

今回の登場人物
源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。
中川おじちゃん
中川おじちゃん
中川のおじちゃん:源九郎稲荷神社の管理人であり、語り部として有名です。復興活動のボス的存在。柔軟な思考を持ち、古いものを大切しながらも新しいものも取り入れるすばらしい感性の持ち主。
中川おばちゃん
中川おばちゃん
中川のおばちゃん:語り部氏の奥様。神社の境内で四季折々のお花を育てているお花の守人。陽気で優しくて、笑っているところしか見たことがない朗らかな人
伊藤君
伊藤君
伊藤君:夕涼み会のリーダー。企画段階から中心となって夕涼み会を作り上げた人物。若手スタッフからは絶大な信頼を得ている頼もしい存在

 

第2回夕涼み会の打ち合わせ

 

復興活動を始めてから、2回目のお正月を無事に終え春を迎え、その後は細々とした片付けを源九郎とよは、中川さんご夫婦や洞泉寺町の住民の方々と続けておりました。

そして初夏がやって来た頃、源九郎とよが神社に行くと途中から伊藤君がやってきました。

お正月以来の顔合わせです。

 

彼は、今専門学校の卒業課題で、川本邸の模型を作成中で忙しかったそうです。

それと、今は、大学への編入試験(彼は元々大学生だったのですが、2回生のとき、建築の専門学校に行くため、大学を休学していました。)の勉強で大変だそうです。

 

そんな、多忙最中の伊藤君なのでこの機会を逃すと中々会えないと考えたとよは、今年の「第2階夕涼み会」の話の打ち合わせをしようと提案しました。

といっても、メンバーは、中川さんご夫婦と伊藤君と私の4人ですが・・・

 

2回目も、洞泉寺町を中心に開催するということでメイン会場は

源九郎稲荷神社

旧川本邸

の2つでいこうということになりました。

 

源九郎稲荷神社でのメインイベントは、

ベリーダンス

を奉納することとなりました。

 

実は、源九郎とよはベリーダンスを習っており、そこの生徒さん達の何名かが1回目の夕涼み会に参加してくださいました。

そして、生徒さん達の間で、「いつか神社でベリーダンスを奉納できたら素敵だね」という話になったのです。

 

その話を、中川のおじちゃんにしたら

中川おじちゃん
中川おじちゃん
素晴らしいね~。是非やっていただきましょう!!

ということで、すぐに決まってしまいました。

 

でも、神社でイスラム圏の踊りをするのって??

と思われる方もいらっしゃったと思います。

 

源九郎トヨたちも最初は「えっ」となったのですが、ベリーダンスのK先生(このブログにも度々登場する不思議な能力をもつ、トヨの親友のKちゃんです)の説明では、ベリーダンスは元々、神官が神様に捧げるために踊った踊りだそうです。

なので、日本の神様には喜んでいただけるかどうかはわかりませんが、奉納ダンスとしての位置づけがあるため、けっして的外れなことではないそうです。

 

ということで、2回目の夕涼み会では、Kちゃん先生が率いるベリーダンスチームが、畏れ多くも源九郎さんの前で踊らせてていただくこととなったのです。

 

もちろん、源九郎トヨも恥ずかしながらへたくそな踊りを披露することになりました。

ベリーダンスの教室では、中川のおじちゃんからOKをもらった後は、すぐに猛特訓が始まることとなりました!!

 

2つめのイベントは雅楽の奉納に決定

子ぎつねのお練りは、昨年雨で中止になったことから、今年は絶対にやりたいということで、再び三味線の美和会と日本舞踊の延弥会に中川のおじちゃんからお願いしてもらうことになりました。

また、旧川本邸でのお茶会も、今年も川本さんがやってくださるとの返事をもらっておりました。

後は、観光協会のかき氷や、洞泉寺町住民のみたらし団子や射的などの屋台を境内に出していただき、復興チームの若手メンバーによる金魚すくいと、燈花会も執り行うことになりました。

 

夕涼み会は2日間を予定しているので、1日はベリーダンスをするとしたら、もう1日は、もう一つ大きなイベントがあればいいな~ということになりました。

お火焚祭でお世話になっている岩岸住職が、お正月に横笛を吹いてくださったのを思い出したのです。

 

なんと、岩岸住職は、一般社団法人雅楽寮「日本雅友会」 の理事をされており、横笛の奏者だったのです。

岩岸住職は僧侶でありながら、物理博士でもあり、なんとも多彩な方でいらっしゃいます。

 

それで、岩岸住職に頼んで、雅楽の演奏を行ってもらえないだろうか?ということになりました。

 

というのも、ベリーダンスを踊ってもらうために、大工さんに頼んで、拝殿の前に臨時の舞台を作ろうということになったのです。

そこそのお金がかかるので、どうせなら2日目も臨時舞台を使えるようなイベントをやりたいなという思いがありました。

 

さっそく源九郎トヨは、岩岸住職に電話をしました。

知足山玄明院岩岸住職
知足山玄明院岩岸住職
日程の調整は必要だけど、やることは問題ないよ~

と一言返事で了承をもらいました。

 

ということで、なんと2回目の夕涼み会は、ベリーダンスの奉納に、雅楽の奉納と、なんとも粋なイベントが開催できるようになったのです!!

 

次回は、夕涼み会の様子をご紹介したいと思います。

 

物語の続き第86話はこちら

復興活動物語の目次はこちら

 




 

 

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 


元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語