第2回夕涼み会の1日目となる8月25日(土)は
「子狐のお渡り」と「雅楽の奉納」がありました。
元気いっぱいの子ぎつね達のお渡り
午後6時から、洞泉寺町の子供たちが子ぎつねに扮して、コンコンチキナーの源九郎小唄に合わせて洞泉寺町を練り歩きました。
子供スタンプラリーの効果で、昨年よりもたくさんの子供達が参加してくれました。
去年は、雨で三味線を弾いてもらうことができませんでしたが、今年はとても良いお天気だったので、三味線の生演奏でお渡りをしました。
三味線は、いつも神社に協力をしてくださっている美和会の皆様方です。
1日目のイベント「雅楽のしらべ」は幻想的でした
そして、子狐たちが神社に戻ってくると、中川のおじちゃんの挨拶で
「雅楽のしらべ」
が、始まりました。
おじちゃんの司会も、昨年のはならーとのイベントから、どんどん板について名司会者になってきています。
一般社団法人 雅楽寮
「日本雅友会」
の6名の方が、暑い中雅楽の装束をまとい、すばらしい演奏と舞を披露してくださいました。
源九郎稲荷神社の朱色に、雅楽の音色がとてもマッチして、幻想的な場面が繰り広げられました。
私は、とくに龍笛が、とてもさびれた音色を奏でていて、惹きつけられました。
龍笛は、源九郎狐さんが使えた源義経が牛若丸の時から吹いていたから、龍笛の音を耳にすると義経さんを想像するんですよね~。
そして、何よりも素晴らしかったのは、巫女さんお二人の舞です。
「八雲たつ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣をみ剣をの みいつ尊し 八尾わたる やまたのおろち 切り払うらし」
これは
「なにわ神楽」の中の「八雲」
という演目ですが、写真をよく見てください。
巫女さんの一人が手に持っているのは
おろちで、もう一人の巫女さんが持っているのは刀です。
そうです、あの古事記で有名なスサノヲがヤマタノオロチをやっつける場面の舞です。
こんなめずらしい舞があるなんて、びっくりしました。
このおろち、ちゃんと目もあって、とてもとぼけた可愛い顔をしていました。
そして、続いて扇の舞では、扇を回す回転の速さに驚きました。
日本舞踊を習っていた母が、
「扇を回すのはとても難しいのに、あの速さはすごい」
と感心していました。
この巫女さん二人は、まだとてもお若いのに、本当に上手でした。
携帯電話のカメラでは、動きに撮影が全くついていけません。
また、先生がとてもわかりやすく楽器の説明をしてくださり、ますます雅楽が好きになりました。
こんなすばらしい雅楽団に演奏していただき、源九郎さんもきっと大満足だったと思います。
演奏者の皆さんが、汗びっしょりになりながらあの装束で演奏されているのを見て、申し訳なく思いましたが、本音はいつまでも終わらないでほしい、ずっと聞いていたいと思いました。
本当にすばらし演奏をありがとうございました。
そして、二日目の夜は、神様への奉納でも雅楽とは180度違う、異国の踊り「ベリーダンス」の奉納の状況を紹介しますね。
楽しみにしてくださいね。
物語の続き第87話はこちら
復興活動物語の目次はこちら
源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」
それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。
なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。
でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。
元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語