源九郎稲荷大神様からのお願いされた! 龍の姫(二葉姫)と狐の姫の対決 (番外編)

今回の登場人物

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎とよ(本名土井美苗):復興活動物語のボランティアチームスタッフ代表。この当時は警察官をしておりました。当時は本名を隠してペンネームの「源九郎とよ」で活躍しておりました。復興活動をする中で、ある日、源九郎稲荷大神様が夢に出て来て、京都の〇〇神社にいる龍の姫を探し出せというご神託を受けて、腸さに乗り出します。

狐の姫
狐の姫
狐の姫:歴史上でとても有名な白拍子の子孫であり、特別な巫女的能力を持つ女性。神社関係の著書数冊。特別な能力は隠しているが、密かに神社関係者からは「狐の姫」と呼ばれ、問題神社等の調査依頼等を受けたりしている。

龍の姫
龍の姫
龍の姫(二葉姫)源九郎稲荷大神様が源九郎とよに探し出すように依頼した龍の姫と呼ばれる二葉稲荷神社の女神様。怖い言い伝えがたくさんの残っているが、本当はサービス精神旺盛な親しみやすい神様

 

復興活動から話が少し横道にそれてしまいましたが、前回、龍のことについてお話したので続けて少し面白い話をご紹介したいと思います。

2014年春・・

警察を辞めたは源九郎とよは、時間的余裕ができたことから頻繁に源九郎稲荷神社に通うようになりました。

 

源九郎稲荷神社の復興活動に携わった当初は、警察の激務の中、合間を縫って神社の活動をしておりましたが、警察を辞めてからは、

 

源九郎とよ
源九郎とよ
これからは、思う存分神社に来て活動ができるな~

と嬉しく思っていました。

 

 

夢に出てきた源九郎稲荷大神様からのお願いとは?

 

そんある日、ある夢を見ました。

 

源九郎稲荷神社でお参りをしていた私に、源九郎稲荷大神様がささやいてきました。

 

狐1
狐1
京都の○○賀茂神社の近くに、龍の女神が住んでいるから、探し出してここに連れて来てくれ

というものでした。

 

この〇〇加茂神社の〇〇ところは、何と言ったのか、良く聞こえませんでした。

 

京都には、上賀茂神社下賀茂神社の2つがあることは知っていましたので、ネットで上賀茂神社と下賀茂神社の近くに龍神伝説とか残っていないか調べましたが、ピンとくるものが見つかりません。

 

貴船神社とか龍を祀る神社等はいくつかありましたが、どうも違うような・・・

 

そこで・・・学生時代、京都の観光ボランティアをしていたという、この復興活動物語でも時々登場の「不思議な能力を持つKちゃん」にも聞きました。

KAYOちゃん
KAYOちゃん
龍の女神ね〰。
どっちの神社も頻繁に訪れたけど、記憶にないわ〰

と言いながら、iPadを取り出して調べ始めました。

KAYOちゃん
KAYOちゃん
貴船神社じゃない?
ここなら龍が祀られているよ

 

と言われましたが、源九郎さんははっきりと「〇〇かも神社」と言ったのは間違いないので、違うと思いました。

 

他にも、色々と龍神様を祀っている神社は見つかりましたが、どれも違いました。

 

喫茶店で、女二人が必死で龍神探しをしているのは、かなり異常な光景だったと思います。

あ〰やこ~やと言いながら、約1時間程が経ちました。

 

KAYOちゃん
KAYOちゃん
源九郎さんが探してくれと言っているのだから、少し視点を変えて検索キーワードを変えてみようか?

となり、「狐と竜」という単語で検索してみました。

 

そして、そのキーワードで探しているうちに、とある人のブログに行きつきました。

 

物語風に書かれてあるブログで、ブログに書かれていることは作者の単なる妄想なので信じないでくださいというような但し書きがされていました。

なんと、登場人物の中にはGENKUROU(源九郎)さんもいました。

 

この方のブログは、現在は閉鎖されているのですが、とてもおもしろいことが沢山書いてありました。

 

 

最初は、この方の作り話なんだろうなと思いながら読んでいましたが、なんと、その中に上賀茂神社の近くに祀られている龍神の姫のことが書いてあったのです。

源九郎とよ
源九郎とよ
あっ、これだ〰。間違いない!!

 

と思いました。

 

 

Kちゃんは、以前に紹介しましたが、小さい時から神様が見えたり神様の声が聞こえたりといった不思議な能力を持った子です。

 

小さい時には四天王寺の境内で九頭竜と遊んでいたという変わった子なのですが、その彼女が

KAYOちゃん
KAYOちゃん
うん間違いないね。この龍神さんやわ!!
この人のブログ、妄想でもなんでもないよ。本当のこと書いてるよ

と言っていたので、私は心臓をバクバクさせながら、このブログの話を何度も読み返しました。

 

そんなことから、私達は龍の女神を探し出すことができたのですが、実際のところは、源九郎さんが龍の女神を探せと言ったのは、この龍の女神に関わった、このブログの中の女性を探せということだったのだと思います。

 

その女性とは、なんと1年後にお会いすることができ、源九郎さんの過去と現在が1つの線で結ばれました。

 

また、その方とお会いしたおかげで、源九郎稲荷神社を中心として、今後何をしていかなければならないのかもわかりました。

 

それが何なのかは、この復興活動物語の中で今後ご紹介していけると思いますが、今回は、そのブログに書かれていた、その女性と龍の姫に関するとても面白い話をご紹介したいと思います。

 




 

二葉稲荷神社に住む龍の姫

 

 

龍の女神が祀られていたのは、上賀茂神社の裏手の稲荷社でした。

二葉姫稲荷神社

と言います。

 

いくら龍神で探しても見つからなかったはずです。

龍神ではなく、稲荷神として祀られていたのですから・・・

 

後に、私はKちゃんとこの二葉稲荷神社を訪れますが、人気のないうっそうとしており、境内は荒れて怪しげな空気に包まれていました。

 

神仏習合だった江戸時代、この場所には上賀茂神社の摂社である片山御子神社(かたやまみこじんじゃ)の神宮寺が建っていたそうです。
おころが明治政府が行った神仏分離政策で廃寺となり、境内にあった龍が住むという池も埋め立てられたと説明されています。

 

その埋め立てられた池の龍神の怒りを鎮めるために、八嶋龍神が祀られたという話で、寺院を撤廃した後に残ったのが、鎮守社として存在していた二葉姫稲荷神社なのでそうです。

 

ちなみに「神宮寺」というのは固有の寺名ではなく、神仏習合の時代に神社に付属していた寺院を指しており「別当寺」「宮寺」等とも称するとか・・・

 

逆に、寺院に付属する神社は鎮守社というそうです。
なので、源九郎稲荷神社は、洞泉寺の鎮守社ということになります。

 

さて、ブログの中に登場する女性(狐の姫)は、この二葉姫稲荷神社に興味を持ち、ある年の10月にその神社を訪れました。

 

彼女が、二葉姫神社を訪れてみようとしたのは、巷の怪しげな噂(この神社には色んな不吉な噂がありました)もあることながら、そこが社格も番地も剥奪され、神職もまったく不在の稲荷社であることに興味を持ったからだそうです。

 

神社にまつわる怪しげな噂??とは・・・

 

ブログには、
ほぼすべての関係者が二葉姫稲荷と関わることを嫌っており、創建の経緯も隠されてきた
と書かれていました。

 

関係者が二葉姫稲荷を避ける理由は二葉姫の呪いにあるそうです。

 

二葉姫は人間の姫君でも狐神でもなく、その正体は「齢を経て龍神までに上り詰めた古い蛇神」だそうです。
八嶋龍神というのは龍神を祀る際に広く用いられる抽象的名称に過ぎず、埋め立て地の龍神を祀ったという話は、おそらく後付けでできたものだろう。
二葉姫自身が龍神としても祀られているのだろう」

 

とブログ主は考えておられました。

 

そして、二葉姫の本当の縁起については、次のように書かれていました。
西暦672年に起きた壬申の乱(じんしんのらん)の後、天皇に即位するはずであった草壁皇子(くさかべのおうじ)が亡くなり、後継者の軽皇子(かるのおうじ)が幼かったため、草壁皇子の母である鸕野讚良(うののさらら)が持統天皇(じとうてんのう)として即位し、のちに成長した軽皇子が文武天皇となった。

 

その間に、現在の奈良県橿原(かしはら)市に、我が国最初にして最大の都城・藤原京が造営された。これに伴い、「飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)」という法が制定された。この法の元、藤原京の安寧(あんねい)を万全のものとせんがために、都周辺の有力な国津神や荒神、土蜘蛛といった、「まつろわぬ者」たちの大封印作戦が執行されたのである。

 

承知のように、天皇家は天津神、天孫降臨族の子孫であり、当時は皇族たちの身体に、神々の血がまだ色濃く残っていた。天津神とは立場を異にする国津神の一族や、どちらにも属さない土蜘蛛の一族は、天孫降臨族系である大和政権にとっては常に不安材料であり、彼らを一掃する必要があった。大蛇(おろち)の姫である二葉姫は、西暦700年、新羅(しらぎ/古代の朝鮮半島にあった国)から招かれた道師108人によって、現在の二葉姫稲荷神社の地へと封印されたのである。

 

さらに、その怨霊化した魂を稲荷の力をもって封じ込めるため、稲荷神社が建てられた。稲荷神を使って怨霊封じを行うのは比較的よく行われることである。

 

二葉姫稲荷神社の社は上・中・下段、外側・内側から幾重にも封印の札が貼られており、古いお札の中には国宝指定されたものすらある。

 

それでも二葉姫の魂を完全に封じ込めることは難しく、荒ぶる御霊が何度も社から抜け出しては、さまざまな時代で怪異を起こしてきた。

 

「厄除け大師」「元三大師(がんさんだいし)」などの通称で知られる天台宗の高僧・良源(りょうげん/正式な大師名は慈恵大師)は、二葉姫の御霊を鎮めようとして敗退している。

 

彼の高弟で、恵心僧都 (えしんそうず )と呼ばれた源信 (げんしん)も同様に失敗しているが、二葉姫は自分の姿絵を描くことを源信には許している。
(源信が二葉姫の画を描いたのは平安中期のことだが、後の世でこの絵は何度も写し絵の題材となっている。「安珍・清姫」の清姫の肖像として伝わっているものもあれば、もっとも有名なものは、明治~昭和にかけて活躍した女流日本画家・上村松園が幽霊画として描いたものである。)

 

1300年以上の時を経た現代においても、二葉姫の怨念は稲荷神社から外へと漏れ出し怪異をもたらすため、関係者は二葉姫稲荷神社に関わることをひどく嫌っていたそうです。

 

なので、ブログの狐の姫と呼ばれる女性が二葉姫神社を調査したいと関係者に連絡したところ、受付段階で全く取り合ってくれなかったそうです。

 

しかたなく、同じ京都に建つ稲荷神社の総本社、〇〇稲荷の知り合いに連絡し

 

狐の姫
狐の姫
二葉稲荷を調査して、ついでに封印を解いて二葉姫にインタビューしたい

 

と相談したそうです。

 

二葉姫にインタビュー??

 

と驚かれると思いますが、実は彼女は、神社関連の著書をいくつか書かれている小説家&歴史家なのですが、さらに、歴史上のとても有名な白拍子の子孫なのです。

 

一族の間では、その巫女的な能力はその後もずっと子孫に引き継がれており、その中でも彼女持つ能力の凄さは、神社関係者の間では密かに有名なのだそうです。

 

またこの一族は、稲荷関係者の間では、代々全国の稲荷眷属の狐さん達を束ねる一族だと知られていて、密かに「狐族を束ねる一族」と呼ばれているそうです。
そんなことから、今までも、問題のある神社の調査を彼女の一族に依頼し、その後お祓いをしてもらった神社等がいくつかあったそうです。

 

というわけで、彼女から依頼を受けた某有名稲荷社は、

 

有名稲荷神社の関係者
有名稲荷神社の関係者
それは願ってもない。
あなたの力で二葉姫を何とかしてほしい

 

と言って、関係部署に話を通してくれることとなったそうです。

 

実は、二葉姫神社を訪れて身体に変調をきたしたという参拝者が〇〇稲荷に相談に来るケースがとても多いことから、この件は願ったり叶ったりの依頼だったそうです。

 

そんなことから、いよいよ彼女は二葉姫神社を訪ねて、二葉姫と対決することとになるのですが・・・

 

なんと、二葉姫は予想外の女神だったのです!!



 

 

狐の姫と龍の姫の対決

 

二葉姫稲荷神社の調査に入った女性のことを、ここでは「狐の姫」と呼びたいと思います。

そして、二葉稲荷神社に鎮座されている神様のことを「龍の姫(二葉姫)」と呼ぶことにします。

 

狐の姫が二葉姫稲荷に到着したとき、神社の入り口には縄が張られていて「立ち入り禁止」の札が掲げられていたそうです。

なので一般の参拝者は入れないようになっていました。

 

狐の姫が調査に入るため、その日だけ、一般の参拝者が入れないようにしてくれているのかと思ったそうですが神社は掃除も全くされておらず、ゴミもひどく荒れ放題だったので、普段から誰も入れないようにしていたようです。

 

そして・・・・

彼女が到着した時、境内にお坊さんの幽霊が4体いたそうです。

 

二葉姫稲荷神社は、神社に伝わる縁起では、

西暦700年に新羅から招かれた導士108人によって、現在の二葉姫稲荷神社の地へと封印された

と、なっています。

 

この後、狐の姫が二葉稲荷神社の封印を解く儀式を行うことになるのですが、その時の狐の姫と龍の姫のやり取りを会話形式でご紹介したいと思います。

 

この調査には、狐の姫には、エージェント役の某氏とチーフアシスタント、そして地元新聞社の記者3人が同行したそうです。

 

狐の姫が、二葉稲荷社へ近づいたところ、すぐに

 

狐の姫
狐の姫
ん~、解くも解かないもないねぇ・・。
封印なんてされてないね。

と、予想外ことを言ったそうです。

 

新聞記者
新聞記者
えっ、封印はいつ解けたんですか?

狐の姫
狐の姫
最初から・・・

もともと封印なんてされていないよ。

 

新聞記者
新聞記者
えーっっっ!
じゃあ、今も、龍の姫は、祠の隙間から出入り自由だってことですか~?

 

ということで、同行した3人は、なにがなんやら理解できず、ただただ「封印されていないなんて怖い」と思いながら、狐の姫の様子を見ていました。

 

狐の姫たちが立ち入り禁止の縄を越えて中に入ると、山門に吊り下げられた大提灯が風もないのにぐるぐると回りだしたそうです。

 

狐の姫以外の一同は度肝を抜かれ、逃げ出したくなるほどの恐怖心を覚えたそうです。

 

その後、狐の姫が神殿の前で手を合わせたので、他の者は、少し離れたところで恐々様子を見ていたそうです。

 

しばらくすると、狐の姫の頭に二葉姫の声が響いてきました。

けれど、狐の姫と二葉姫との会話は、同行者達には全く聞こえておらず、会話が終わった時に同行者から「長いお祈りでしたね」と言われたそうです。

 

龍の姫
龍の姫
遠いところ、ようこそお越しやすぅ

あ、始めまして私、〇〇と言います
狐の姫
狐の姫

龍の姫
龍の姫
へえ、よう存じてます。

狐の姫(ひぃ)さんは有名ですさかい。

お会いするのは初めてどすなあ

あの、まだ恨んでいらっしゃるんですか?
狐の姫
狐の姫

 

龍の姫
龍の姫
恨む?

何を恨んむんですか?

 

何をって、その・・・・
狐の姫
狐の姫

龍の姫
龍の姫
はあ・・・(しばし思案)。

あっ、ここに封じられたことどすかぁ

はい。

今も恨んでるんじゃないですか?

狐の姫
狐の姫

 

龍の姫
龍の姫
そないに昔のこと、何とも思うておりまへん。

それに封じられたわけでもあらしまへんし

 

そうなんですか
狐の姫
狐の姫

 




 

 

1311年の封印の呪法は二葉姫には効かなかった??

 

そこで、二葉姫は1311年前に108人の導士たちによって封印の呪法をかけられたときのことを狐の姫に語ってくれたそうです。

龍の姫
龍の姫
その日、大勢の人たちが押しかけてきましてなぁ

 

集まってきたのは新羅から送り込まれてきた、選りすぐりの道士108人であり、彼らは緊張した面持ちで二葉姫を取り囲むと、1人ずつ前に出て方術を駆使して呪文を唱えだしたそうです。

龍の姫
龍の姫
皆はん、怖い顔してはりましてなぁ。

一人ずつ順番に御札をかざして、大声で呪文を叫びながら印を切りはりますねん

 

二葉姫は彼らが何をしているのかわからず、きょとんとした顔でただ眺めていたそうです。
やがて道士はひどくがっかりした様子で下がっていき、次に進み出た道士が同じように術をかけはじめました。
龍の姫
龍の姫
うやくわらわも『ああ、これはあて(私)に術をかけようとしてはるんやわぁ』と気づいたんどす。

けんどぉ、これが悲しいほどに効きまへんのですわぁ

やがて二人目の道士も絶望的な表情で後ろへ下がり、三人目が前へ出てきました。
龍の姫
龍の姫
皆はん、わざわざ遠くからお越しくださったのに、あないにしょげられると不憫でしてなぁ。

そんで次の人からは印に合わせて『ぐわぁぁぁっっっ』とか『ひいいぃぃぃ』とか悲鳴をあげてみせてみせたんどす。

そしたら皆はん、すごく喜んでくれはりましてなぁ

二葉姫は道士たちに喜んでもらったことに嬉しくなったそうです。
身悶えしながら横目で彼らを盗み見て、その気合を込める手の動きに合わせて
龍の姫
龍の姫
「苦しい〰っっっ」
「なぜにわらわにこのようなことをするうううぅぅぅぅ」等と叫んで苦しがってみせたんどす。
道士たちはこれにいよいよいきり立つと、交代しながら順に術を繰り出していきました。

龍の姫
龍の姫
けんどぉ、40人目くらいになると、さすがにあても疲れてきましてなぁ。

次はどないな悶え方をしようかと考えるのにも飽きてくるし、その後は心底辛うおましたわぁ。

苦しんでる振りなのか、ホンマに苦しいのか、自分でもわからなくなりましてなぁ。

やっとこさ108人目になったときには、ホンマに死にそうな気分でしたわぁ

 

最後に道士全員が一斉に印を着ると、二葉姫はこれまでにも増して大げさにのけ反り、その場にバッタリと倒れてみせたそうです。
道士たちは二葉姫の上に大きな箱を被せ、お札を張ると意気揚々と引き揚げていったそうです。
その後、その上に社が建てられ、幾重にも封印がほどこされ、これがやがて稲荷神社となりました。

龍の姫
龍の姫
え、封印の札どすか?あないなもん、ちいとも効きまへんわぁ。

次の日から外に遊びにでましたなぁ

度々社を抜け出す二葉姫を調伏しようと、1300年の間に名のある高僧や術者が退魔を試みているが、その都度、彼女は旺盛なサービス精神で付き合い、身悶えしてみせたそうです。
無論、実際には全く効果はありませんでした。
時には、社ごと潰して、強大なパワースポットを自領にしようとする権力者たちもいたそうです。

龍の姫
龍の姫
そんなモンたちは別どす。

藤原なにがしとか、北条なにがしとかが、ぎょうさん兵隊引き連れてやってきましたんやけんど、みぃんないてこましてやりましたわぁ


狐の姫は、龍の姫との対決を覚悟していたとうのに、龍の姫は何ともサービス精神旺盛な、ユニークなお姫様だったそうです。

狐の姫が、ひととおり龍の姫から話を聞いている間、他の同行者からは「長いことお祈りしてはるな~」という状態にしか見えず、龍の姫の声は狐の姫にしか聞こえていなかったそうです。

その後、一同は、狐の姫から封印などされていなかった話を聞き、龍の姫の怖いイメージがどこかに吹っ飛んでしまったそうです。

新聞記者
新聞記者
なるほどぉ。
思っていたのとだいぶキャラが違いますねぇ

狐の姫
狐の姫
でしょ

すごく姿は、美しいお姫様やったけど、性格はユニークで親しみやすい神さんやったわ

新聞記者
新聞記者
てことは、二葉姫は別に悪さをしているわけじゃないってことですか?

狐の姫
狐の姫
そういうことになるね

新聞記者
新聞記者
じゃあ、なんで二葉姫稲荷神社は不気味とか怖いって話になったんでしょうかね~? 二葉姫の気が強すぎるから?

狐の姫
狐の姫
それはあるかもね。

あとはやはり境内が荒れているからじゃない?

浮遊霊もいたし、いろんな邪気が凝っているのかもね[/word_balloon]

新聞記者
新聞記者
なるほど、魑魅魍魎(ちみもうりょう)ってことか

狐の姫
狐の姫
二葉姫はあまり人には来てほしくないみたいなことも言っていたけどね、ゴミを捨てていく人が多いんだってさ

新聞記者
新聞記者
ああ、それはよくないなあ。でも二葉姫だって拝んでもらったり、頼られるのは好きなんでしょ?

狐の姫
狐の姫
そりゃそうよ。

彼女だって国津神だからね。

信仰されるのはエネルギーの元だもん。

ああ言いながら、参拝してもらうのは嬉しいはずだよ。

 

そして、二葉姫さんは、鎮守神として便宜を図ってほしいという狐姫の願いは了解してくれたそうです。

 

龍の姫
龍の姫
ええですよ。

どうせ他にわらわを祀ってくれるとこなんてあらしまへんし、ここにいるしかないですからね。

ただ、ここは猿と野良犬が多くて難儀しています。

 

二葉姫さんが言うには、野生の猿が我が物顔で境内をのし歩き、たまにお供え物があっても、二葉姫が手にする前に食べてしまうのだそうです。

そのためうかうかと神社を留守にもできないと漏らしていたそうです。

さらには、野良犬が境内にやたらと糞をするのにも困っているそうです。

・・・・・かくして、狐の姫と龍の姫との対決は、予想外の内容で終了しました。

 

でも、源九郎さんは、どうして源九郎とよの夢に出て来て、この二葉姫を探せと言ったのでしょうか?

 

一つ考えられらるのは、

二葉姫稲荷神社のような、昔から祟りがあるとされ、氏子も宮司も存在していない忘れ去られた神社が、全国には沢山あることをみんなに知ってほしい

という思いだったのかもしれません。

 

そのうちの1つとして、

狐1
狐1
二葉姫が居心地の悪い思いをしているので、きちんと調査して改善してあげてほしい

ということだったのかもしれません。

 

国つ神のエネルギー源は人間の信仰心です。

神社を洗浄に保ち、壊れた備品を修復し、守番役を置き、社格と番地を取り戻し、国つ神の社として参拝者を集めることが大切なのです。

源九郎稲荷神社もかつては忘れ去れた神社でした。

源九郎さんが、二葉姫さんのことを気にかけていたのは、自分も同じような目に遭ってきたからかもしれません。

けれど、確か源九郎さんは、夢では

狐1
狐1
龍の姫を探し出して、ここに連れて来てくれ

と言っておられました。

源九郎とよ
源九郎とよ
ということは、次にどうしたらいいんだろう?

と源九郎とよは、考え悩みました。

そして・・・遂に、この後、二葉姫と対峙した「狐の姫」と出会うことになり、源九郎稲荷大神さんと二葉姫さんの関係などを教えてもらうことになるのです。

 




 

 

 

 

源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクス経営奮闘記」

 

源九郎とよ
源九郎とよ
源九郎稲荷神社がある程度復興して、多くの方が参拝に来てくださるようになった2014年、とよはある決意をします。

それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。

なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。

でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。 


元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語