子供スタンプラリーは、昔の子供達が神社を遊び場所にしていたように、神社の境内で鍵っ子たちが遊んで帰れるようにしたらどうだろうか?という発想から始まりました。
とよは、この時警察官だったので、子供が巻き込まれる事件などについて、とても気になっていました。
刑事時代には、小さな子供に対するわせつ事案や誘拐事案などの事件も数多く対応してきたからです。
それで、
と思いました。
けれど、家でゲームに夢中になっている子供達を、神社に呼び寄せるのは簡単ではありません。
それで、子供スタンプラリーというのを思いつきました。
神社に来て、ちゃんとお参りをしたら、1日1回スタンプを押す。
スタンプが20個になれば、神社からプレゼントがもらえるよ~
という企画です。
それで、近所の道路で遊んでいる子供達を呼び寄せてスタンプラリーへの参加を呼びかけました。
するとどうでしょう!!
思っている以上の反響があり、子供のネットワークで、どんどんラリー参加者が集まって行ったのです。
そんなことから・・・・神社では 午後4時過ぎになると・・・
たちつてとの「と」
あいうえおの「お」
さしすせその「そ」
社務所の前では子供たちの暗号が飛び交います!!
なになに、それは????
管理人の中川のおじちゃんと、おばちゃんは
と返事しています。
しばらくすると、おばちゃんが何やら取り出しました。
それは、これです!
スランプラリーのカードです。
スタンプラリーは、なんと、たった1か月ほどで、
参加者が50名
を超えてしまったのです。
そのため、おじちゃんもおばちゃんもカードを探すのに一苦労なのです。
そこで、おじちゃんとおばちゃんは考えました。
カードを名前の頭文字ごとに分類したのです。
そして、子供たちが来れば自分の名前の頭文字を言わせるようにしたのです。
中川なら「なにぬねのの『な』という具合に・・・!
これが不思議な暗号の正体で~す。
最終的に、スタンプラリーは、参加者が500人を突破してしまったことから対応ができなくなり、打ち切りとなりましたが、それ以降神社では、スタンプラリーがなくても、子供達が境内で走り回る姿が途絶えなくなりました。
子供達の走り回る姿を見ている狛狐さんたちも、とてもうれしそうです。