源九郎稲荷神社スタッフのとよです。
最初は、遊び場所のない子供や鍵っ子達が、放課後安全に過ごせるようにと考えて始めたスタンプラリーですが、あれよあれよと子供達のネットワークで広がり、昨日、スタンプ帳を数えると
400枚以上
にもなっておりました。
そうです、400人以上の子供たちがスタンプラリーに参加してくれているのです。
毎日、午後3時を回ると、怒涛のように子供達が神社にやってきます。
皆、なぜか鳥居をくぐるとダッシュで社殿に向かいます。
子供たちは、社殿の前に立つと、二礼二拝一礼のきちんとした参拝の仕方でお参りしてます。
私たちがそれを教えたのは、初期にスタンプラリーを始めた子供達だけです。
いつの間にか、ラリーの先輩が後輩に参拝の仕方を教えるようになりました。
そうやって、どんどん広がっていきました。
子供達は、お参りをしてスタンプを押してもらい、お菓子を1つづつもらった後は、すぐに帰ってしまう子もいれば、親が帰ってくる時間まで境内で遊んでいる子もいます。
中には、長椅子に座って宿題をしている子もいます。
あの荒廃して乞食しか寄り付かなかった頃の神社からは想像もできない光景です。
子供にはパワーがあります。
その姿を見ているだけで元気になります。
私は、2か月前までは警察官という仕事をしておりました。
子供達の安全を守るのは、私の仕事でした。
私は18年間という長い間、刑事の仕事をしておりました。
そのため、子供達が悲惨な目に遭う事件をたくさん扱ってきました。
それだけに、こうして源九郎さんに守られて元気よく境内で遊んでいる子供達を見ると、安堵の気持ちでいっぱいになります。
仕事を辞めて新しい仕事に変わった今は、直接子供達の安全を守ることはできないけれど、この神社を通じて子供達の安全を守って行けたらいいなと思っております。
昨日、神社をのぞきにきてくれた三味線の師匠が、
500人になったら何かイベントをしないといけないね
と言いました。
最近、神社でのイベントはほとんどしておりません。
お城祭りでの、白狐のお渡りも雨のため中止になり、子狐たちの姿を見ることもできないでいました。
それだけに、この神社に携わる人達は、少しさみしい思いをしております。
500人になったらイベント
いいかもしれない!!
おそらく年内には500人の子供たちがラリーに参加してくれると思います。
イベント企画が大好きな私ですが、さてさて何をしましょうか?