源九郎稲荷神社復興活動メンバーにより、初めて開催された夏祭り「夕涼み会」は2日とも無事に終了しました。
メンバー全員が、やり遂げた感を感じており、さらに源九郎稲荷大神様が喜んでくださっているような気がして、とても素晴らしい2日間となりました。
この後、源九郎稲荷神社では様々なイベントが続いていくこととなるため、第2章ではイベント関係のお話がメインになってくると思います。
次のイベントは、秋に行われた「はならーと」です。
花と奈良とアートを掛け合わせたイベントであり、奈良県の数か所の地域で開催される県のイベントになりますが、大和郡山地区の担当をむっちゃんや鬼剣舞のゆっこちゃんが所属するK-POOLさんが受け持ったため、源九郎稲荷神社はメイン会場として賑わうことになります。
そこに進んで行く前に・・・
このサイトお得意の、神社不思議話をいくつか紹介したいと思います。
今回は、まず夕涼み会の前に、修験僧の岩岸住職とそのお弟子さんにより執り行われた神社のお祓いの際の少し不思議なお話です。
古神道の秘儀神事「鳴釜神事」とは?
夕涼み会を開催するにあたって、事前にお祓いをしてもらったほうが良いということになり、神社の復興活動を何かとサポートしてくださっている、玄明院の岩岸住職にお願いして、神社ともうひとつの会場になる「旧川本邸」の2か所のお祓いをしてもらうことになりました。
お祓いの祈祷は、源九郎稲荷神社から行われました。
岩岸住職がこの時行われた神事は「鳴釜神事」という、とても古神道の秘儀神事になります。
「鳴釜神事」とは、ウィキペディアに次のように記されています。
鳴釜神事(なるかましんじ)は、釜の上に蒸篭(せいろ)を置いてその中にお米を入れ、蓋を乗せた状態で釜を焚いた時に鳴る音の強弱・長短等で吉凶を占う神事。吉備津の釜 、御釜祓い、釜占い、等ともいう。元々吉備国で発生したと考えられる神事。
一般に、強く長く鳴るほど良いとされる。原則的に、音を聞いた者が、各人で判断する。
現在でも一部の神社の祭典時や修験道の行者、伏見稲荷の稲荷講社の指導者などが鳴釜神事を行う姿が見られる。
ということで、お坊さんの中では、この神事を行うのは修験僧だけになるのです。
準備も大変だし、作法を修得されたお坊さんや神官さんしかできない特別な神事なのに・・・
岩岸住職は、このときもボランティアで行ってくださいました。
鳴釜神事でのちょっぴり不思議な出来事
この日は、岩岸住職のお弟子さんお二人も来て下さり、お三方の奏でるほら貝の音が境内に響き渡り、なんともいえない素晴らしい音色を奏でておりました。
また、サラサラとして良い風が吹いており、
と思いました。
神事が始まると、しばらくして釜のお湯が沸騰してくると、低く腹に響くようなボーッという蒸気の不思議な音が鳴りだしました。
それが次第に、大音量になり、境内に響き渡りました。
とよも中川のおじちゃん達も、鳴り釜神事を見るのは初めてだったので、みんな本当に凄くびっくりしました。
鳴り釜は、誰でも鳴らせるものじゃないそうです。
釜を鳴らせるには技術と能力が必要です。
① お湯の温度やお米の湿り気具合などを判断する技術
② 神様を呼び寄せる能力
が必要だと言われています。
鳴らせるだけでも相当の経験が必要な特殊神事なのです。
そのわけとは何を意味するのか・・・
またどのように判断したら良いのか・・・・
ちょうどとよちゃんの番の時に、俺が源九郎さんに向かって『神社にいろんな人が来てほしいのはわかりますが、有象無象の輩を呼び寄せないでいただきた』とお願いしたんよ。
するとその時に、一瞬、音が止まってしまったんよ。
でもすぐに音が鳴りだしたやろ。
地鎮祭や家祓いなどの場合も鳴り釜神事を行うそうです。
鳴釜神事で音が止まったときはどういう意味があるの?
何か良くない事があるということになります。
つまり音が止まった“わけ”が解ると、音は再び鳴り始めます。
釜の音を止めるのは神の意思でありまして、その神の意思と人の心が正しくかかわり合ったときに音が甦ると言うことになります。
これには少し困ってお。ります』
狐に化かされたんじゃないだろうか〰
あれだけ鳴り響いていた音が止みました。
神様はかなり、ご機嫌様のようです。
でも・・・神様には÷木のですがこの後もご祈祷の予定があるんで、時間が……
今回は、ちょっぴり不思議なお話でしたが、次回は、旧川本邸(遊郭)でのお祓いの際の、とっても不思議なお話をご紹介したいと思います
物語の続き第62話はこちら
復興活動物語の目次はこちら
源九郎稲荷神社復興活動に続く「源九郎とよのバンコクスパ経営奮闘記」
それまで勤めていた警察を辞めて、タイ、バンコクで新たな挑戦を始めることになったのです。
とよが源九郎稲荷神社復興活動チームから離れて、警察同期生だった親友の助けを得ながら異国タイで奮闘するハチャメチャな様子を綴った物語が「元女性警察官(刑事)コンピがバンコクでスパ経営物語」です。
なんとか成功してお金を貯めて源九郎稲荷神社の社務所を建て替えるのがとよの夢なのですが、新型コロナウィルスのパンデミックもあり、なかなかすんなりとはいかない状態です。
でも、夢をあきらめずにやれるところまで頑張ってみたいと思います。ご興味のある方は、そんな源九郎とよの奮闘状況をご覧ください。
元女性警察官(刑事)コンビのバンコクスパ経営物語