源九郎稲荷神社の神事&イベント
源九郎稲荷神社では、四季折々の神事や行事を通じて、地域に根ざした温かい交流が生まれています。このページでは、源九郎稲荷神社の1年を彩る年間イベントと季節の行事をわかりやすくご紹介します。
実は、復興活動が始まるまでは、神社で行われていた伝統行事は 「例祭」 と「白狐お渡り」 のみでした。
しかし、神社を再び活気ある場所にしたいという思いから、ボランティアの復興チームが中心となり、現在の多彩なイベントが生まれました。
中でも毎年大人気なのが、復興チームの手づくりで開催される 「夕涼み会(夏祭り)」。地域の子どもたちや参拝者が境内いっぱいに笑顔を広げる、源九郎稲荷神社の夏の風物詩です。
また、長年中断されていた 「お火焚祭」 は、管理人である中川さんや地域住民の「この神事を復活させたい」という強い願いにより復興。
吉野・金峯山修験本宗「知足山玄明院」の岩岸住職のお力添えで、再び執り行われるようになりました。修験宗は神仏両方の儀式が可能なため、源九郎稲荷神社にとって非常に心強い存在です。
このページ下段では、
例祭・白狐お渡り/夕涼み会/お火焚祭/季節の行事ギャラリー
など、写真とともに神社の一年を楽しめるコンテンツをご用意しています。
ぜひ、源九郎稲荷神社の魅力あふれる四季のイベントに触れてみてください。
伝統芸能奉納

源九郎稲荷神社では、復興活動を盛り立てようと、全国から多くの伝統芸能の皆様が奉納に訪れてくださっています。境内では、三味線・小唄の生演奏をはじめ、日本舞踊、獅子舞、雅楽、鬼剣舞など、日本の伝統文化が息づく多彩な奉納芸能が行われてきました。
さらに、源九郎稲荷神社ならではの特徴として、アラブの伝統芸能「ベリーダンス」 が奉納されたこともあります。
和と異国文化が境内で共鳴する、まさに“唯一無二の伝統芸能の舞台”となっています。
復興を願う多くの方々の想いによって集まったこれらの奉納芸能は、源九郎稲荷神社に新しい息吹を吹き込み、訪れる人々に深い感動を届けています。
源九郎稲荷神社は、大和郡山市商工会主催の人気イベント「大和な雛まつり」に、記念すべき第1回目から毎年参加しています。
開催期間中の境内と社務所には、地域の皆様から寄贈されたたくさんのお雛様がずらりと並び、神社全体が雅で華やかな“ひな祭りの聖地”へと変わります。
普段とは違う、特別な空気に包まれた源九郎稲荷神社を楽しみに、毎年多くの参拝者が訪れています。
また期間中は、臨時で 「源九郎茶屋」や「源九郎カフェ」 がオープンし、参拝の合間にほっと一息つける憩いの空間として大好評。
地元の方々と触れ合える、あたたかな雰囲気のイベントとなっています。
春の訪れを告げる「大和な雛まつり」。
ぜひ源九郎稲荷神社の雅なひな飾りをご覧にお越しください。
例祭・白狐お渡り(4月)

源九郎稲荷神社の年に一度の例祭は、大和郡山市で開催される春の一大イベント「お城まつり・時代行列」に合わせて執り行われます。
例祭の中でも特に人気なのが、神社から出発する子狐行列「白狐お渡り」。
子どもたちが可愛らしい白狐に変装し、「源九郎小唄」の音色に合わせて歴史ある城下町を練り歩く、源九郎稲荷神社を象徴する伝統行事です。
沿道には多くの観客が集まり、白狐たちの愛らしい姿に笑顔があふれます。
源義経と源九郎狐ゆかりの神社ならではの特別な神事として、観光客からも毎年大きな注目を集めています。
春の大和郡山を彩る、この幻想的な「白狐お渡り」をぜひ一度ご覧ください。
源九郎稲荷神社の復興チームが心を込めて開催している、手作りの夏祭り「夕涼み会」。
洞泉寺町の旧遊郭エリアと神社境内の両方を舞台に、伝統芸能の奉納演舞や音楽パフォーマンスが次々と行われ、夏の夜を彩ります。
境内には屋台や夜店もずらりと並び、子どもから大人まで楽しめる賑やかなイベントです。
地元の人々と観光客が一緒になって盛り上がる、大和郡山の夏の風物詩として毎年大好評をいただいています。
夕涼み会の詳細は、専用ページにて写真ギャラリーとともに紹介しています。
ぜひバナーをクリックしてご覧ください。
金魚ねぶた

大和郡山市の象徴でもある「金魚」をモチーフにした 金魚ねぶた が、源九郎稲荷神社の夜を幻想的に照らします。
境内いっぱいに浮かび上がる赤い金魚の灯りは、夏祭り「夕涼み会」の人気スポット。思わず写真を撮りたくなる美しい光景が広がります。
この金魚ねぶたは、もともと奈良県主催のアートイベント 「HANARART(はならぁと)」 の一環として誕生したもの。
現在は金魚養殖の名店 K-POOLさんの協力 を得て、夕涼み会の夜に点灯され、訪れる方々を温かく迎えてくれています。
大和郡山の金魚文化と、源九郎稲荷神社の夏の夜が融合した、唯一無二の幻想風景をぜひご覧ください。
HANARAT

奈良県が主催するアートイベント 「HANARART(はならぁと)」 では、年によって源九郎稲荷神社が展示やパフォーマンスの 特別会場 となることがあります。
神社の歴史とアートが融合する特別な期間は、多くの来場者で賑わい、普段とは違った“アートの神社”の姿をご覧いただけます。
開催エリアは毎年変更されるため、源九郎稲荷神社が舞台となる年には、当サイトおよび Facebookコミュニティ で最新情報を随時お知らせします。
奈良の文化・花・アートが交わる、特別な時間をぜひお楽しみください。
お火焚祭(11月)

11月になると、源九郎稲荷神社では毎年、吉野山・金峯山寺の阿闍梨である 知足院玄明院・岩岸住職 をお迎えし、厳かに お火焚き祭 を執り行います。
年々参列者が増え続けるこの神事は、
🔥 無病息災
🔥 人々の祈りを炎に託す浄化の儀
として多くの方に親しまれ、今では 源九郎稲荷神社の代表的な名物神事 に成長しました。
揺らめく炎と修験の祈りが響く、源九郎稲荷神社ならではの厳かで神秘的な光景を、ぜひ体験してください。
年越しふるまいぜんさい

晦日の夜、源九郎稲荷神社では毎年、中川のおばちゃんを中心としたボランティアスタッフによる 手作りの振る舞いぜんざい が参拝者にふるまわれます。
一年の感謝を源九郎稲荷大神様へお伝えした後は、
🔥 とんどの炎で温まりながら
🍵 愛情たっぷりの“特製ぜんざい”を
ぜひ召し上がってください。
寒い冬の境内でいただく、心も体も温まるぜんざいは格別です。
参拝者への想いが込められた、源九郎稲荷神社の大晦日の名物行事です。
大和な雛祭り(3月)ギャラリー
大和な雛まつりが、大和郡山で開催されるようになった経緯や、その他の場所での展示状況などを専用のページを設けてご紹介しておりますので、是非、そちらも参考になさってください。(バナーから移動できます)
お火焚祭(11月頃)ギャラリー

源九郎稲荷神社では、長い間途絶えていた伝統神事
「お火焚祭(火焚祭)」が、
義経千本桜の舞台で知られる吉野山・金峯山修験本宗
知足山玄明院 岩岸真成住職とお弟子さん方
のご協力により復活 しました。
毎年11月、冬の訪れを告げる冷たい風の中、洞泉寺町には修験道のほら貝の音が響きわたり、境内は一気に“神域”の雰囲気に包まれます。
火焚祭とは? — 厄除け・浄化・五穀豊穣を祈る神事
火焚祭は、
・一年の収穫への感謝
・厄除け・災難除け
・願い事成就
を祈願する、古くから伝わる浄化の儀式です。
参拝者が願いを書いた護摩木(火焚串)を神火で焚き上げ、その煙と炎が天へと昇ることで、願いが神様へ届けられるといわれています。
稲荷大神の眷属である“豊穣の狐さん”たちも、きっと喜んで見守っている——
そんな情景が自然と浮かぶ、清々しくありがたい神事です。
開催日について
毎年の開催日は、 源九郎稲荷神社宮司さんのブログで告知
されますので、ぜひご確認ください。
どなたでも見学できますので、初めての方もお気軽にお越しください。
ほら貝の音、炎の熱、清めの空気……
ここでしか味わえない“特別な神事”です。
【こぼれ話】
「脚が痛くなったのは、源九郎さんがおばあちゃんにお火焚祭を見せたかったから…?」
お火焚祭の日、突然足が痛くなって動けなくなったおばあちゃんを、
まるで“神様が手を引くように”境内の正面へと導かれた——
そんな不思議なお話が残っています。
「源九郎さんが、おばあちゃんにどうしても火焚祭を見せたかったのかもしれないね」と、
当時のスタッフの間では囁かれていました。
神社には、目に見えない優しさが確かにある——
そんなことを感じさせてくれる小さなエピソードです。



















































































