掃除をする少女
2012年11月10日、源九郎稲荷神社の境内で「飯田あやさんと天理大学創作ダンス部」のみなさんのコンテンポラリーダンス「HAKU」の公演がありました。
この公演では、ダンスの終盤に、観客がダンサー達に
花吹雪
を撒くという場面があり、神社の参道は、花吹雪がたくさん落ちていました。
この日は、神社の予定が込み合っており、ダンスの終了後すぐに神殿では神社恒例の火焚祭が始まったため、、境内のお掃除は神事が終わってからする手筈でおりました。
ところが・・・・
火焚祭が行われている間、一人の少女が、懐中電灯を持って参道にしゃがんで何かをしているのです。
何をしているのかなと思い、少女に近づくと、神社のスタンプラリーに参加してくれている近所のMちゃんでした。
源九郎とよMちゃん、何してるの?
と聞くと
M ちゃん
掃除してるの
汚いままだと神様が可哀そうだから
と答えました。
見ると、参道に落ちている花吹雪の紙片を1枚づつ、小さな手で拾らってくれているのです。
誰かが掃除しなさいと言ったわけではありません。
自分で自主的に拾ってくれているのです。
それも、汚いままだと神様が可哀そうだからという理由からです。
その姿が、とても愛おしくて、涙が出ました。
源九郎稲荷神社は、子供たちに大切なことを教える、すばらしい場所なのかもしれません。