源九郎稲荷神社のスタッフ「源九郎とよ」です。
皆さまゴールデンウィークはいかがお過ごしですか?
私は、お尻に火がついた状態で仕事をしております。
2015年に警察を辞めて、新しく初めて仕事は今までと全く違う職種だけに要領を得ず、我ながらもたもたと効率悪く仕事をしています。
そんな私を癒してくれるのが、源九郎稲荷神社に参拝してくれる子供達です。
そこで、私を癒してくれた子供達の話を2つしたいと思います。
今日は先ず、1つめを・・・。
私が大好きな幼稚園児のRくんのお話です。
もう、可愛くて可愛くて(‐^▽^‐)
Rくんは、20日前からお姉ちゃんに連れられて神社のスタンプラリーに参加しました。
スタンプラリーは神社にお参りして20回目に景品がもらえることになっています。
景品といっても、消しゴムやホッチキスなど大したものではないのですが・・。
先日Rくんは神社にお参りして19回目となりました。
源九郎とよが
「すごいね~。もう19回もお参りしたんだ。次で20回だね。20回目にはいいものがもらえるよ。」
と言うと、Rくんは喜んで
「やった~!!やった~!!やった~!!」
と叫びながら、神社の境内を走り回っていました。
ところが、一緒に来ていたお姉ちゃんが、
「明日は来ないよ!」
と一言・・・
それを聞いてRくんは、とても悲しそうな顔をしていました。
「可哀想だな~、さてRくんの20回目のお参りはいつになるのかな?その場面に私は立ち会えるかな?
Rくんの喜ぶ顔が見たいな~」
と思っておりました。
次の日・・・
「おばちゃん!!おばちゃん!!あめちゃんちょうだい!!」
とRくんの声がします。
でも、社務所から外をのぞいてもどこにも姿はありません。
「やだ。Rくんのことを思い過ぎて幻聴を聞いてるのかしら・・・」
と思いましたが、やはりまた、声がします。
社務所から外に出てみると・・・
いました。いました。
あまりにも小さすぎて、社務所の受付台の下に隠れてしまっています。
必死で手を伸ばして、受付台を持とうとしているRくん。
私の姿を見て、とてもうれしそうに
「おばちゃん。20回目。いいものちょうだい。」
と抱きついてきました。
もう、わたくしめはメロメロです。
「Rくん。一人で来たの?お姉ちゃんと一緒じゃないの?」
「うん。僕一人だよ。20回目。早く、早く、スタンプ押して!!」
一人で来るなんて・・・
Rくんは、きっと昨日一晩、この時のことを考えて寝れなかったんだろうな~
やばい、可愛すぎる。
早速、たいした景品でもない消しゴムをあげると、Rくんは大喜びです。
小さな消しゴムを大切に胸に抱えて帰っていきました。
あれっ?お参りは?
まあ、いいっか。
でも、よくひとりで来れたな~
帰り大丈夫かな?
源九郎とよは、Rくんが心配で、まるでストーカーのように、彼の後をしばらくつけました・・・いや、見送りました。
(この記事は、2015年に書いたものです)