野傘の下で宿題をする子供達

今日、神社に野点傘が届きました。



雨がやんだので、源九郎とよさんが境内に設置しました。

 

すると・・・・

「あっ~、傘がある~!!」

すぐに気付いたのは、小学5年生のMちゃんです。

 

他の子達は、何のことかさっぱり???

「すごい、Mちゃんすぐに気付いてんなぁ。流石、毎日神社に来ているだけあるな~」

とよさんに褒められてMちゃんは

「あったりまえやん」

と得意げでした。

 

この傘が気に入ったのか、その後Mちゃんらは、椅子を机にして宿題を始めました。

Iくんは、傘の台座を机変わりにしています。

で、宿題はどんな内容なの?

算数か~

 

「わからん~!!狐さん教えて~」

とMちゃんが狛狐の「巻ちゃん」に抱きついて哀願していました。

 

狐には算数なんて不要だな。僕は算数なんてわからん、ごめんね。  (源九郎狐)

 

この中ではIくんが一番お勉強がでいるようで、

Iくん教えて~」

と可愛い声でお願いされて、Iくんは照れながら一生懸命教えてあげてました。

とよさんは、そんな4人の様子を眺めながら、神社の落ち葉を掃いていました。

 

すると・・・宿題を終えた4人が、何も言わずにほうきを取ってくると、とよさんのお手伝いをして境内の落ち葉を掃いてくれました。

 

源九郎とよさんが

「手伝ってくれるの?ありがとう!!でもほうき重たいやろ~」

と嬉しそうにお礼を言っていました。

 

「全然、重くないよ~!!平気、平気!!」

神社はあっという間に綺麗になりました。

 

お掃除の後は、4人で鬼ごっこを始め境内を走り回っていました。

「まぁ、元気だね~」

と、とよさんはあきれていました。

 

人間の目には見えないけれど、実は僕も鬼ごっこに参加していたんだ。 とても、楽しかった!! (源九郎狐)